弘前を出て 岩木山麓にある「嶽温泉」に向かう
途中 道を右に折れると 「誓願寺」 という寺がある
変わった形の誓願寺山門
この山門は変わった形をしており 正面から見るとその左右が対象になっているのも珍しい と紹介されているのを見学
岩木川を渡ると家の数も徐々に少なくなり 代わりに タワワ に実を付けたリンゴ畑が増えてくる
コスモスの群れ咲く彼方に 岩木山が揺れている
コスモスと岩木山
真っ赤に実るリンゴの木々を うしろから岩木山が見守る
道はダラダラと登りながら続くが いつまでも岩木山が付き添ってくれる
リンゴと岩木山
やがて 「岩木山神社」 に到着 道のりの半分を少し通り過ぎただろうか
ここヘ来たら 先ず正面から岩木山を見よう
大鳥居の中に参道が延び その奥深く社殿が木々に隠れているが その上に岩木山の頂上が見えるからだ ちょうど正面に岩木山があるのだ 色付いた山が構えているのだ
鳥居の中に見える山全体が 本殿なのである 神なのである
ここが 「嶽温泉」 で 岩木山の南麓にある温泉場だ
旅館が数軒 広場を囲むように建っている素朴な温泉場だ
旅館の屋根越しには 夕日を受け 色付いている岩木山が頭の上にある
この山は標高1625メートルの標高を持つ独立峰で 弘前と鯵ケ沢の中間にあり 端麗な姿で聳え立っている
憧れであった山が いま眼の前にある
初恋の人に逢ったような
逢えたような面映さを感じながら
暫らくは山と向かい合っていた
山に語りかけていた
とうとうここまでやって来たのだ まだ道は半ばかも知れぬが歩けたのだ
という感慨がフツフツと沸いてくるのと同時に 何か判らぬが不思議な気持ちにもなってくる
ほんとうにここまで歩いて来たのだろうか と
岩木山と泊まった旅館(正面)
木造りの浴槽で湯をかき回すと 白いフノリのようなものが浮き上がってきて 男が言うのも可笑しいが 湯の中にある年老いた肌がツルンツルン? になるのである
温泉 湯滑らかにして 凝脂を洗う
なんて言ったのは誰だったか忘れてしまったが こんな漢詩を フッ と思い出す
夕食は別の部屋に案内された それも一人である
据え膳には 「遠路はるばるお越しいただき云々」 の女将からの短冊が置かれていて ジーパン姿でみすぼらしいオジイチャンには 似つかわしい筈がない