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『行ってきま〜す』 [2008年06月30日(月) ]
 改革開放のスローガンの下ひたすら資本主義国の後を追い、国民もまた自由の風に触れ始めているかのようですが、そこはそれ、土地という不動産の総てが、基本的には国家に帰属している国ですから、道路の施設の工場の等が建設されるときに、国民として当然の権利である所有権の生活権の、市民権の人権のというような、自由主義国なら当たり前の権利、主張などの入る余地は、この国には全く以ってありません。
 何せ、民主主義や法の秩序、表現の自由や人権などに凡そ疎い、異質な独裁国ですから。
 だから、事その目的がお国のためともなると、工事直前になって唐突に一枚の紙切れのみで告知され、当局の意のままに、時を置かずして工事が始まるのは当たり前となります。
 ですから、例えばオリンピック施設とそれに連なる道路、建物の完成が他国に比して異常に早いのは、これ当然といえます。
 そして、例え現場で生活の人権のと、何とか抗議出来たとしても、建設会社と監督機関の役人とが確りと連んでいるものですから、庶民の声が届くなんてぇーの奇跡なんぞは、先ず起こり得ないのであります。
 
 毎年、行く度にエネルギッシュに変貌する北京の街並みには驚かされますが、今年は特にオリンピックという一大イベントがあるので、その変化も並ではないでしょう。
 娘からのメールによると、北京は連日33度を超える暑さで、昔なら今時には低い筈の湿度が年々に高くなっていて、それは日本の梅雨どき以上だとかーー。
 一ヶ月というのは長いのか短いのか、今年もまた、楽しみにしていた爺々の夏休みが始まります。
 携帯が鳴りました、リムジンが下まで迎えに来たようです。
 それでは、行ってきま〜す。     瑠華

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『お箸』 [2008年06月29日(日) ]
 中国料理を象牙の箸で頂くのは、昔は普通でした。勿論、ある程度の以上のお店という条件付でね。
 それ以下の、いわゆる大衆食堂ではテーブルの箸立てに竹箸を無造作に立てているか、割り箸がごく普通に置いていました。
 しかし、その割り箸が故に竹林、森林の伐採による緑の破壊が問題になり、最近は総てとは言わないまでも、多くの店で箸の有料化が進んでいます。序ながら、餐巾(ナプキン)も、そしてお水は無料ですが(但し請求しないと出てこない)お茶は有料が多くなりました。
 日本の割り箸の多くが彼の国からのもので、その輸入が困難になっているとは過日来の話題ですね。
 僕も最近、日本での癖が出て、つい置いてある箸袋や餐巾を破ってしまって娘に注意されたことがあります。
 そこで、庶民たちは自衛手段として、自前のお箸や水筒にお茶を入れて持ち歩くようになりました。
 あらゆる資源の節約を考えると、大変に良い習慣が始まったと言えます。
 日本で一時、箸を自前にするとかの声が上がりましたが、最近は元の木阿弥でその勢いが見られません。何事にも、本当に飽きっぽい国民ですね。
 彼の国からすると、贅沢の歴史が長過ぎたようです。

 昨日、北京の娘から電話があって、爺々にお願いだけど、来るときにケース付きの使いやすいお箸を買ってきて欲しいよーーと。
 無論、箸は向こうでもいろいろな物が売られているのですが、携帯用は数少なくて、あっても使い勝手とかデザインとかがダサイのですね。
 もう荷造りを終えていますがお箸くらいならどこにでも入るので、この爺々の使い物も含めて、良いお箸を買ってこようと思っています。     瑠華

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『リムジン』 [2008年06月28日(土) ]
 この島は甚だ便利に出来ていて、神戸で一番の繁華街に隣接する三宮駅までなら、ものの7分ほどで行けます。
 それに、神戸空港が出来て以来、運行便も増えて、5分間隔でライナーが来るので更に便利になりました。
 関空行きのリムジンバスも無論のこと三宮から出ているのですが、この爺々はマンション下までお出迎えの、ある大手タクシー会社の関空乗り合い便を利用しています。
 乗り合いですから、近隣のお客さんを拾いながらなのが少しは苛々する時もあるのですが、それでも時間通りに運んでくれるので、雨の日などは格段に便利するのであります。
 今回も、今朝の一番に予約を入れました。

 処が、何時ぞやはとんだ間違いでえらく慌てたことがあります。
 約束の時間になっているのに、一向に車が現れません。フライト時間が気になるのに、です。
 痺れを切らして電話すると、何と、当方へのミニバス配車が全く忘れ去られていたのです。
 苛々も募っていたので思わず大きな声を出すと、向こうも大慌てしたようで、すぐにタクシーが飛んできて、それで何とか時間に間に合ったというわけ。
 もうこうなると、直行便で間違いなく動いているリムジンバスを利用したほうが安心なのですが、そこまで出向く時間をサボると、時にはこんな目に遭うということ。
 まぁー、あちこちと寄り道はしますが、今のところ時間には間違いなく着くし、値段もちょっとばかり安いので、これからも利用しようと思っているのですが。     瑠華

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『ミステリーツアー』 [2008年06月27日(金) ]
 別に格別なことした覚えはありません。
 彼女が未だ大学生だった頃に文通が始まり、日本語を教えながら親交が深まって行っただけの平凡なこと、と僕は思っていますが、彼女が結婚し子供も大きくなって行くほどに、この子とはもう十数年が経つのですね。
 しかし、この平凡が反って良かったのでしょうか。
 今ではもう、爺々と娘(歳から言うと孫かも!?)のような間柄になり、それかあらぬか毎年、行く度に何泊かの旅行に連れて行ってくれます。
 それは、いつも爺々は一人暮らしで寂しいだろうから、賑やかに旅行にでも行って爺々にリラックスして欲しいよーーと。
 何と言っても異国の娘がです、この一言、嬉しいではありませんか。

 で、先日の電話で、今年も爺々を連れて行こうと思っているけど何処へ行きたい?、と。
 確かに、未だにあらゆる物価は日本と比べると遥かに安いと言えます。
 しかし、猛烈な経済発展と共にその物価も、徐々にではありますが上がってきています。
無論のこと、それにつれてお給料も上がってはいるのですが、ご他聞に漏れず、いつの時代でも給料が物価に追いつくというような美味しい話は、この国でもありません。

 妙な遠慮なんかすると私は怒るよ、とまで言ってくれるので、いつも好きなことを言っているのですが、そうは言っても何千元も掛かることを遠慮しないではいられません。
 ですから、もう随分いろいろな所へ行ったから、今年は娘に任せてミステリーツアーで良いよと返すと、電話の向こうでは少し気に食わなかったようですが、なら考えるよと言ってくれました。
 さて今年は、何処へ連れて行ってくれるのでしょうか。
 爺々は、今からわくわくしています。     瑠華

Posted at 07:21 | この記事のURL
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『局留め』 [2008年06月26日(木) ]
 長く留守する時に、ポストに郵便物が溢れていると留守まる分かりで用心が悪いのであります。
 そこで留守をする度に新聞は店に預かってもらい、郵便は局留めをお願いして、帰国後に纏めて配達してもらっています。
 で、昨日、近くの郵便局にその局留めの申し込みに行ってきました。
 今までなら、申込書に住所と名前、留守の期間と再配達日だけを書けばよかったのですが、いつの頃からか留守する目的を書き、更に本人を証明するもの(例えば、保険証とかパスポートなど)を提示しなければならなくなりました。
 更に、最近になってその書類に押印が必要になっているのを知らずに、昨日は何のことはない、こんなことくらいで二度も往復する嵌めになったのであります。
 確か、今年の初めまでは押印なんて必要なかったのに。
 郵便局が民営化され、徐々にではあるが厄人(役人)根性が和らいで、ようやく人間らしい窓口になった矢先に、またまた郵政省に逆戻り!?。

 いやっ、実はそうではないのですね。
 それは、日本人の人間としての質の低下に関係していて、申込者が本当に当人かどうかを確認しないと信用できなくなった、ということ。
 こんな調子ではひとり郵便局だけでなく、今まで人の良心に委ねていた総ての制度が、その良心の喪失とともに雁字搦めの窮屈なものになり、何かにつけて自由を口にするくせに、実は大変に窮屈で不便な生活に陥る、そんな下劣な日本国に成り下がるのではと、危惧すること頻りであります。     瑠華

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『燃油サーチャージ』 [2008年06月25日(水) ]
 もう十数年来恒例になったこの爺々の夏休みに出掛けるのに、いつものようにネットで格安航空券を探しました。
 どこの会社も、然も我が社のみが超格安のようにHPを飾っていますが、何の、何処もここも大した差額ぱ見当たらず、結局いままでの所に申し込むことにしました。
 仰々しく<超>を謳うなら、お客さんが喜び他社も仰天するような値段で提供すればいいのに。
 諸条件を勘案すれば、結局のところ横並びになってしまうのでしょう。
 
 国内外の空港使用料や保険料などは分かりますが、例の燃油サーチャージなるものにはどうも納得しかねるのは、この爺々だけではないでしょう。
 これだけで当初の予算をオーバーしてしまうと思うと、何とも鬱陶しいではありませんか。
 それでなくとも、持って行くお土産の一品一品さえも値上がりしているのですから。
 
 先日、油を元手に近頃えらく羽振りを利かせる産油国と、それが故に青息吐息の先進国との会議が、産油国の盟主といわれるサウジアラビアでありました。
 いつ何のときでもそうですが、ここでも目糞鼻くそで幕を下ろしたようです。
 ご存知、手前の汚いことを棚に上げておいて、お前こそ汚いではないかーーと、互いに非難し合うの、それです。
 片や産油国は、先進国こそ投機の弊害を規制すべしと、いや産油国こそ需給に見合った増産に励むべしと、先進国も譲らず。
 いつの時代も、人類の平和の共存の助け合いのーーと口にしながら、それでいて裏腹なことばかりを繰り返す人間共ですから、呆れこそすれもう驚きはしませんが、この際、目糞でも鼻くそでもいいから、妙な料金だけは早々に無くして欲しいと思います。     瑠華

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『低気圧』 [2008年06月23日(月) ]
 いゃーっ!、ここ何日か、何とも鬱陶しい日が続きますね。
 そりゃー梅雨だものーーと、わざわざ言われなくても確かに梅雨なのですが。  
 降るでもなし止むでもなし、頭から押さえつけられたような、天空を覆うどろっとした厚い雲を眺めると、梅雨も無ければならないものだとは分かっていても、それでも鬱陶しさが増します。
 日ごろから何という順序だてたことをしているわけでもありませんが、特にこんな日は心身の総ての緊張感が失われて気怠さが増し、何もしたくなります。
 歳だからと思っていましたが、聞いてみると割合に若い人でも多く、誰でもなんだそうですね。
 梅雨独特の曇天と湿気が有力な原因なのですが、学者先生の見立てでは低気圧が大いに関係しているらしいです。
 気圧のどの程度からそうなるのかの数値までは知りませんが、如何に高慢に振舞おうとも、人の心身はあくまでも、天地の意にコントロールされているということでしょう。

 近頃は頓に、サブプライム渦に端を発した金融の不安定化に倍加して、石油の物価の不安定による国民の憂鬱が加速しています。
 世界を覆うこの低気圧を正視して、適切な対処ができない政府や奸猟、厄人たちの馬鹿さ加減には、何も梅雨時でなくとも、国民の総てが鬱陶しくじとじとした思いでいます。
 上も下も、何の緊張感も失った1億2.000万の国民に、季節に盛んな夏は未だまだ遠いようです。     瑠華

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『指揮官』 [2008年06月21日(土) ]
 口から先に生まれてきた、だから多弁で中身は空っぽという人間が多い偽員(議員)の中で、確かにその人は、本人も認めるように口下手そのものな人ではありますね。
 民主党の小沢党首が、その人。
 口を開けばいつも不平不満を並べて、ぶつぶつと良く聞こえない声の奥では何を考えているのか、故に不透明な何かがありそうな、ただ鬱憤だけを晴らしている、たまに笑ってもぎこちなく空々しいーーーそのような語り口。
 そんな仏頂面で党首にまで昇ったのだから、人には無いどこか一本筋の通ったモノを持っている大物、と思いたいのですが。
 しかし、今のところ碌な対案のない反対意見の連発ばかり。
 他の幹部連も、こちらの方は口は達者だが中身も自信も笑顔もない。
 これでは、今は見る影もなく凋落した、嘗ての(今でも)何でも反対党の社○党と何ら変わるところがない。
 
 いえ、何も民主党が好きだの応援してるだのでは、全くありません。
 目的のためには手段を選ばないという権力的な統治様式を「君主論」で説いた、彼の「権謀術数主義(マキアヴェリズム)」理論の生みの親、マキアヴェリの本を読んでいたら、ふと、人の上に立つ人物たるの資質に興味を持っただけのものでして。
 そのマキアヴェリの曰く、
 「軍隊の指揮官でさえ、話す能力に長じたものが良い指揮官になる」、とね。     瑠華

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『留守番のお願い』 [2008年06月19日(木) ]
 それは確か5年前、スーパーの広場の植木市で買ってきたのを覚えています。
 ミニ盆栽とかで、小指くらいのものを僅か10cm角ほどの浅い鉢に植えた、それはほんに可愛らしいガジュマル君でした。
 余りに窮屈そうなので、その成長に合わせて次々に鉢を変えてやる程に、その鉢も高さ50cmほどの物に入れ替わり、今やベランダの幅一杯になるほどの枝を広げて、ここは俺様の場所だっ!と言わんばかりに成長してしまいました。
 一般に、このガジュマルを大きくするのは難しいと聞きましたが、水を切らさず、時には米の研ぎ汁をやるくらいで、こんなにも大きくなったのであります。
 
 先日、気分一新にパソコンの壁紙を替えようと壁紙専門のHPを繰っていると、丁度あの世界遺産で有名なカンボジャの<バンティアイ・スレイ遺跡>が出てきたので、それに差し替えました。
 言うまでもなく、彼のガジュマルの大木が遺跡群を食んで、古寺の建物もこのガジュマルが居なければ遺跡そのものの価値が半減するとまで言わしめた、その樹齢何百年もの長老ガジュマルの古木が気に入ったからであります。

 さて我が家のカジュマル君。
 大きくなって日陰を作ってくれるのはありがたいのですが、時々に何週間も留守する時にはその水遣りに難儀するのであります。
 何せ根が高温多湿好みの熱帯出身でありますから、加えて狭い鉢一杯に根を張っているので、一時も水を切らしては可哀想というもの。
 で、今回も訪中に当たり、物置から大きな盥を引っ張り出して、そこに一杯の水を張って長い留守番をお願いしようと思っています。

 何せ、条件さえ合えば何百年も長生きする大人であります。
 我が家の小さい鉢ではそんなには長くはないと思いますが、平均寿命は延びているとはいえこの奴我もそこそこの歳ゆえに、ハテ?さて?、どちらが先に逝くか分かりませんが、この爺々が元気に生きている限り精一杯、面倒を見てやろうと思っています。     瑠華


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『かくれんぼ』 [2008年06月17日(火) ]
 もういいかいーー、まぁだだよーーと、何とも懐かしい声をベランダの下に聞きました。
 言うまでもなく、子供たちのカクレンボであります。
 へぇー!?、近頃の子でもこんな遊びをするのだなぁーーとね。
 この爺々の子供の頃はそれは常の遊びであり、学校から帰ったら夕餉までの長い間、それはもうカクレンボしなければ落ち着かないほどに楽しいものでした。
 自分がカクレンボをしているのをすっかり忘れてしまって、そのまま家に帰って後で鬼に叱られたとか、隠れた場所でそのまま寝込んでしまって、親にえらく心配をかけたーーとかと。
 やがて終戦。
 田舎への集団疎開から、神戸に返ってきて見たものは空襲による一面の焼け野原。
何せ当時の神戸の風景は、三ノ宮駅から元町の大丸が見通せたのであります。如何に街中に遮蔽物が存在しなかったか、ですよね。
 カクレンボをしようとも、身を隠す家々は疎かそれらしい建物も無かった、それはもう寂寞としたもので、唖然とした思い出があります。

 で、子供の声を懐かしく聞いていると、突然に野太い声で、おーいっ!時間だよーーと。
 そう、子供たちのカクレンボは、塾の時間に早く来て教室が開くまでのほんの束の間の息抜きだったのですね。
 夕餉までの何時間も遊びまわった爺々の子供の頃と比べて、何ともまぁー可愛そうなこと。
 子供の間に遊ぶそれは、たかが遊びであっても、その遊びのうちに人間として目に見えない教えが多く身に付くことを思えば、然れど遊びとして、子供たちをもっと遊ばせてはーーと、熟々思ってしまいます。     瑠華

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