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『拉面Lamian』[2007年11月20日(火) ]
 寒くなってきて、熱いものが恋しくなってきました。
 長らく訪れていませんが、大阪は梅田のあるビル内にラーメンの屋台村があります。(今でもあるのかなぁ?)
 全国から選ばれた味自慢のラーメン屋さんが軒を連ね、それぞれの味を競っているのが如何にも食道楽大阪のそれですね。

 21世紀の現在でも中国料理の極め付きは、日本でもお馴染みのMan Han quan xi。
 象の鼻・毒蛇・麝香猫・燕の巣・ふかひれ・銀耳(シロキクラゲ)など、満州族と漢民族の料理の粋を集めたものを三日三晩かけて食する、その名も『満漢全席』。
 歴史は古く、清朝第3代の乾隆帝が揚州を訪れた時、山珍海味(=山海珍味)を集め、それを「満漢席」と名付けて皇帝に献上したのが始まりと聞きます。
 余り身分に合わないのですが、どういうわけか然るお偉方のお招きに預かって僕も一度だけ、政府高官は無論のこと外国の賓客もよく利用するという、北京は北海公園に面した高級料理店『※膳FangShan』で経験したことがあります。
 時節柄、流石に象の鼻と麝香猫は並んでいませんでしたが、その代わりというのでしょうか、駱駝の瘤や脛、熊の手など、凡そ二十数種の珍品が大きな丸テーブルを賑わしていました。
 席に着いて並べられた料理を眺めそれぞれの説明を聞くうちに、それらは確かに巷の庶民には縁遠く、珍にして奇なるものばかりでした。
 しかしさて箸を運ぶとなると、何の!、日本のテレビタレントが大袈裟にマウイなんて馬鹿騒ぎするほどの物でも何でもない。それは不味くはないが、然してこれは美味しい!と、飛び上がって驚くほどの物でもなかったのをよく覚えています。
 余りにその名が重過ぎるのか、当方の期待が大き過ぎたのかは分かりませんが、少なくとも僕はそのように感じました。
 まぁー、四足で机以外は何でも食べる民族であってみれば、それは極上に珍味なのでしょう。

 皇帝の食「満漢全席」と庶民の味「ラーメン」と同じ席に置くのは、前者には些か不遜が過ぎるかも知れませんが、古い日本人の僕は、道端に並ぶ屋台の暖簾を潜り、熱々に湯気の立つ「拉面Lamian」の方が、それはもう格段に美味しいのであります。      §瑠華§     
  ※<日本漢字に無く一字で「イ+方」と書きます>

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> 日本漢字に無く一字で「イ+方」と書きます

無いのではなく、WindowsXPまでのパソコンでは出せないだけです。Vistaでは出せるようになりました。JIS規格の第3水準に入っています。

Posted by:タートル  at 2007年11月22日(木) 20:34

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