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『一言のお礼』ベトナム・カンボジア紀行A[2008年03月02日(日) ]
 ガイド君の曰く、あの建物は貴国の小渕総理からの贈り物で、その建物は日本政府の援助によるものです。
 またこの空港は、これも日本の援助で去年に開港したところです。他にも、日本からの援助で出来た橋も道路もたくさんあります。
 これらはみな皆さんの税金からのものです、本当にありがとうございますーーと。
 例えそれが仕事上のお愛想であったとしても、日本人にとってはほんに耳障りの良い、それは本当に素直な感謝の声を行く先々で聞きました。
 だからと言って何も高慢になることはありませんが、多くの日本人からしては、いえいえ貴国の復興にほんの少しお手伝いだけですよ、と。

 最近こそ、少しは会話に応じ始めた(それも経済面だけ)お隣の大陸国。
 過去、長きに亘って日本国民の税金を使い、相当額の規模で援助を受けている筈なのに、いつどのような場面に出交しても、凡そ一般市民から先のような感謝の声を未だ克って一度も聞いたことがありません。
 それどころか、何事かがあれば即座に反日に火が付くお国柄。
 それはそうでしょう、報道の自由が全く無く、政府が都合よく操作して、日本からの援助なんぞは国民に一言も報らされていないのですから。
 だから、感謝の声をこの国から聞きたいというのが、抑はじめから無理というもの。

 今ひとつは、これもお隣の半島。
 この国は感謝という言葉は端から持ち合わせず、それよりも過去の怨念を骨の髄からと言いたいが、もっと奥底のDNAの始めから、それは特に我が国に向って歴代に亘って、僻みと妬みと憎しみと恨みに凝り固まっているので、例え援助を受けているのが分かってはいても、うまくいけばそれは自分たちの才覚と努力の成果であり、うまくいかなければお前たちは差別している、援助が足りない、教え方が悪いーーと、口に出るのは捻くれた不平不満ばかり。
 ですから、この国からも感謝の声が聞こえたことが、全然まったくありません。
 この両国の偏屈は歴史が為せる曲者か、それとも人間としての質の違いでしょうか。

 無辺の慈悲というのがあります。
 見返りを求めない無限の助け、とでも解しましょうか。
 しかし、凡夫の僕はやはり、同じ付き合うのなら阿といえば吽とまではいかなくとも、贈ったものへのお礼の一言くらいは欲しいものです。
 一介の旅行で、そして若者の一言に踊るわけでもありませんが、大陸の、半島との付き合いも大切ですが、未だ遅れているベトナム、カンボジアというこの国に、先の二国とは一味違った親近感を覚えたのは、僕一人ではなかったのでは。      瑠華

Posted at 08:30 | この記事のURL
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コメント


こんにちは

私も年末にベトナムへ行っていましたが、ガイドさんから日本の援助に感謝する言葉かたびたび聞かれて、うれしく思いました。

おっしゃるとおり、上海では、いいガイドさんでしたが、開通したばかりの新幹線のスピード自慢をして、自前の技術のように言っていましたね。
Posted by:イタリアントマト  at 2008年03月03日(月) 17:09

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