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『去年今年』 [2007年12月31日(月) ]
 猪の年も今日で終わり。
 後、何時間で除夜の梵鐘が鳴ると2008年、子の年になります。
 ヤンキー思想の浸透も半世紀余、我が日本も落ち着きを失った騒々しい国になりましたが、欧米のそれとは違い、そこはかとなく静寂の中にも厳かに新年を迎える風習は、やはり古くは農耕民族が故の慣いではないでしょうか。
 大忙しで掃除にお節の準備に、そして近頃では折角の休みを利用しての帰省の旅行の計画に忙しい中でも、あの108回の鐘の音が聞こえてくると一年の締めくくりを身に感じてぐっと落ち着くのであります。
 その除夜の鐘は、古くより108回撞かれます。
 この108回は、眼・耳・鼻・舌・身・意の六根のそれぞれに苦楽・不苦・不楽があってこれで18類、この18類それぞれにまた浄・染があって36類、そしてこの36類を前世・今世・来世の三世に配置して108となり、これ即ち人間の煩悩の数を表すと言われています。
 しかし108回みなが旧年に撞かれるのではなく、107回がその年に撞かれ最後の1回は新年に持ち越されて満願となり、これが正式なのだそうです。
 何故、一回だけが新年に繰り越されるのか?。
      『去年今年貫く棒の如きもの』虚子
 愚闇の僕にはよく分かりませんが、それは多分、一本の棒のように、人の持つ煩悩は永遠に断ち切ることが出来なくて、新しい年もそのまた次の年も生きる限り常しえに続くものである、というのがそれではないかと、この爺々は考えます。
 まぁーそんな七面倒くさい講釈は置くとして、騒々しいどこかの紅白合戦は無視して、独り静かに聞く梵鐘の音に、新しい年を夢見る爺々ではあります。

 この一年、お粗末な当ブログを覗いて下さった方々に感謝し、どうか佳い新年をお迎え下さいますよう祈っております。

      『煩悩を捨て難きままこの一年』・・・瑠華


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『年越し』 [2007年12月30日(日) ]
       『この年も猪突の如くに暮れ行かん』・・・瑠華

 今年も後一日。
 一年の過ぎるのが本当に早いですね。
 それは、歳とともに更に加速していくようです。
 何かに夢中になる気力も持続力も減退し、仮にそうでなくとも見える何ものかへの発奮も感動も薄れて、然して大きく情感に届かなくなっているというのに。
 しかしまぁーこの一年、当ブログを休むことなくほぼ続けて投稿できたということは、それだけ眼・耳・鼻・舌・身そして意も共に、まともに!?動いてくれたお陰と、天地に心から感謝せずにはいられません。

 巷では「偽」の文字を頂くまでに低落した、この日本国。
 アメリカ合衆国第16代大統領 アブラハム・リンカーンの曰く、「一人の人を長くだますことは出来る。多くの人を短期間だますことも出来る。だが、多くの人を長くだますことはできない」と。
 成る程、振り返ってみれば次々と偽者・偽物が暴かれた一年ではありました。
 人を騙すことが当たり前になり、まともなことを言えば反って奇異にさえ写るようになったこの国が、新しい年には、せめて夜道の独り歩きだけでも安全に、日々に必要な食べ物がどうか本物でありますようにと、当たり前とも言えるようなことをさえ敢て願い、悲しい祈りで年を終わらざるをえない、この侘しさ。
 せめて我一人だけでもこの一年を振り返って、次なる年への自戒を込めて年越しを過ごしたいと思っております。     §瑠華§  


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『まんりょう』 [2007年12月29日(土) ]
 先日、大掃除を済ませ年賀状も投函し、近年ますます増えていくメール年賀も予約発送して先ずはホット一段落。
 年々、満足には遠ざかる大掃除ですが、まぁー欲を言わずにこれくらいで満足しておきましょう。
 と言うことで昨日、近くのスーパーでマンリョウを買いに行きました。
 いえ、今更この歳になってまで万両を手に入れて喜悦に浸ろうと、そのような欲があってのことではありません、ただ世間並みなお正月気分を味わおうと思いまして。

 山地の樹陰に見られるヤブコウジ科の常緑の低木で、赤い実と常緑の葉が美しいこの木は、古くから観賞用の鉢植えの中でもおめでたい木とされています。
 去年も、そしてその前の年も買いました。
 何故そんなに毎年にーーと?。
 大事に手を入れて育てた積りなのですが、どういうわけか大きくしようと鉢を移す度に枯れてしまうのであります。
 専門家に聞いて、そのままに手習いするのですが全くうまくいきません。そもそも、欲を出して大きくしようと思うのが間違いではないのかーーと。
 来年は、買ってきた小さな鉢をそのままに置いておこうと思っています。
 万事に素直がよろしいようで、はい。     §瑠華§

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『忘年会』 [2007年12月26日(水) ]
 今年も後一週間、忘年会が闌のようです。
 いや、数を熟す御仁ならもう後半戦も終えて、残った宴会を消化するのに忙しいのではないでしょうか。
 忘年会とは、「その年の苦労を忘れるために、年末に催す宴会」とあります。
 よく、忘年会で一年の憂さを晴らすと言います。今様に言うところの、ストレスの一括解消でしょうか。
 しかし思うのですが、たかが一会の宴で、一杯の酒で一年間ものストレスがそう簡単に消えてしまうものかーーと。
 そしてまた、そんなに簡単に消えてしまうほどの軽々しい憂さなら、端から溜めなければいいものをーーともね。
 まぁー人間、日常にはない何某かの振る舞い、それによって明日への活力も得るのだから、年に一度や二度の酔狂も結構なのですが、過ぎし日を回顧して楽しむのは良いとしても、大酒飲んで狂乱し、況してや飲酒運転とかで人様の命さえ奪う狂トラなんぞは一生涯、闇の檻に繋いでおけっー!!と、下戸の爺々は、ジュース片手の忘年会で気炎を上げ憂さを晴らしています。     §瑠華§

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『クリスマス』 [2007年12月25日(火) ]
 商売人にとっては気忙しく一ヶ月も前からクリスマスですが、本当は今日が本物のクリスマスであります。
 最早、無くてはならない行事として定着したプレゼントの方は年々に豪華となり、毎年ながら親も祖父母たちも財布と相談しながら頭を痛めたようです。
 この爺々が子供の頃のクリスマスと言えば、都会の一等場所を占領してテントを張り、敗戦の惨めに耐える日本国民を睥睨して憚っていたアメリカ占領軍のキャンプで、白黒の米兵が馬鹿騒ぎしているのを、空腹を抱えながらフェンスの外から眺めていたのを未だに思い出します。
 日本全体がこんな状況だったから、この時期になると親たちは明日の食べ物を心配しながら、クリスマスやサンタクロスならぬ、あーっ!、また「苦しみます」の季節になって「散々苦労する」が来たなぁーと、日々の労苦を更に重ねていました。
 もう70年もの前のお話ですが。

 一時のファミリーレストランでの賑やかなパーティーは影を薄め、近頃はケーキを買って帰って家で一家団欒を楽しむのが定着しているようです。
 序ながら、ペット用のクリスマスケーキなる物がよく売れていると聞きます。それも何千円もする豪華なものが。
 その良し悪しは別として、一体クリスマスの何だかをよくご存知なのかーーと。
 貧しい大工の子として馬小屋の秣桶の中で生まれ、ひたすら清貧と愛を教えたキリストを偲ぶお祭りの筈なのに、世紀を重ねるほどに豪華で派手やかな催しが、それも異教徒も含めて世界的にーー。
 今年から来年に掛けて、多くの物で値上がりが激しいと聞きます。地球の温暖化も危急の課題となってきました。
 原油は言うに及ばず米以外の食料の殆どを輸入に頼る、この日本国。
 間近にお正月と言う立派な伝統行事があるというのに、闇雲にとにかく何でも真似してしまう妙な国。
 だからと言って、何もヤンキーの浪費癖や派手々々さをそのまま真似て馬鹿騒ぎしなくてもーーと年ごとに訝る、ちょっとへそ曲がりな老爺ではあります。     §瑠華§


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『ウオーキング』 [2007年12月19日(水) ]
 抜けるような青空。
 あまりの天気の良さについつい誘われて、大掃除の気分転換に神戸空港までウオーキングを楽しみました。
 前回は約1時間と5分掛かったのですが、今日は足が自動的にどんどんと前へ進み!?、シャツ一なのに汗一杯かいて1時間丁度で着きました。いつも歩いている買い物に出る、三宮までの約倍の距離でしょうか。
 いわゆる、並足というか乗り物で言うところの巡航速度ではないかと。 

 なんでも流行があるように、例えば、病気ではありませんが同じく健康に関することで、一時、歯磨き粉に葉緑素が流行ったことがあり、その後フッソ入りが流行り今は何を宣伝文句にしているのでしょうか。
 それとも、葉緑素もフッソも失敗作だったとでも?。
 そういえば病気にも流行があるようで、心臓麻痺という言葉もめっきり聞かなくなりました。まさか、この病気が無くなったわけでもなかろうに。
 そして、近頃はやたらにメタポリック症候群に人気があるようです。
 内臓脂肪の恐ろしさを強調して、医者も薬屋もそしてマスコミもおもしろおかしく手伝って流行を促しています。
 この流れが終わったら、次は何を流行らせるのでしょうか?。

 まぁー日々に節制して身体を動かしていれば、何がどう流行っても一向に動じないのではと思うのですが。
 少し寒くなったからと言って無くてはならぬように、半ば惰性化した暖房にしても厚着にしても何某かの出費が必要です。
 わざわざ地球温暖化の防止とかガス排出量の云々と大袈裟なお題目を掲げなくても、日常生活においてちょっと意識して歩くようにすれば、ただで身体は温まるし、健康にも良いし、序に見聞も広がるしーーとね。
 何でも銭を払わないと気が済まない今様の日本人を、哀れに思う昔人間ではあります。     §瑠華§

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『娘台風』 [2007年12月18日(火) ]
 えっ!、また来るの??。
 昨日、この春と秋に来日した娘が、留学時代に経験した印象が強かったのか、日本のお正月をまた味わいたいから行きたいとメールしてきました。
 秋に来たとき、身重になってもうしばらく日本に来れないからーーと、散々に贅沢して帰ったのに。それに、カレンダーなども先日EMS便で出したところなのに。  
 インフレンザが流行っているから来ないほうが良いと言ったのですが、それでも行くよーーとね。何とも我侭な娘でして。
 日本列島の今年は台風の数が少なかったような気がするのですが、爺々にとって今年は三回も娘台風に見舞われそうです。
 早速、招聘状を書くやら書類を整えてEMS便で送るやらと、大掃除も始めたのにてんやわんやの暮れになりそうです。
 中国でも晩婚化が進み娘もいい歳なのに、そんな気楽トンボで本物の主婦になれるのかー?と、大いに気になる爺々であります。      §瑠華§

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『仇討ち』 [2007年12月17日(月) ]
 ものの本によると、1873年に「仇討ち禁止令」が出てから7年目の今日、福岡は秋月藩士の臼井六郎が両親の仇討ちをし、これが日本で最後の仇討ちとなったとあります。
 赤穂藩士による忠臣蔵を見るまでもなく、古来より日本では仇討ちなるものが認められ、広く忠孝として称賛されてさえいましたね。
 日本人に限りませんが、人はやたらと進歩や進化を吹聴しますが、その割には人間の人としての質は歴史を重ねるごとに低下しているのが現実ではないでしょうか。
 最近、日本でも市民による陪審員制度が話し合われています。
 人殺しをしてもよくいって無期、並みの判決なら精々何年か、極端には無罪にさえなる何とも納得がいかない事実が常識化している昨今、猖獗を極める世相とは今様の社会を言うのでしょうね。
 間違いなく、悪人には弁護士か擁護士かはたまた詭弁士かは知らないが何某かの者が付くのに、被害に遭った人間が直接に抗弁できない現行の制度を善しとする、この妙な習慣に納得いかないとしたら、最早、直説法として仇討ちしか悪人を罰する法はないのではとも思ってしまいます。

 どうでしょうかこの際、仇討ち制度を復活して、月一の決まった日に国会前の広場にでもその場を設けて公認の仇討ちなと催しては。
 なら、人殺しではないが税金で悪さを楽しむ奸猟や厄人共が屯する官庁街からも近いし、多くの平和に暮らす国民の溜飲も少しは下がろうというもの。
 みなさんはどうでしょうか、僕なら喜んで応援に駆けつけますが。
 寒さが募って来て頭がおかしくなってきたのかなぁーー?、呵呵!!。     §瑠華§

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『泣き爺』 [2007年12月16日(日) ]
 今日はいやに風がきつい。
 この島は周囲を海に囲まれているので、街中では無風の時でもここでは常にどこかから風が吹いているが、今日のそれは西風でいつもこの方向からが一番強い。
 サッシの強度は一応風速50mに耐えられるようになっているようだが、余りに強く吹くときは撓って尋常の力では開かない時もある。
 その上、今日のような日に限って現れる妖怪が居るときているから、それは堪ったものものではない。
 そいつは放っておくと、文字通り隙を見計らったように現れる。
 薄気味悪くヒイヒイと泣き、うっかりロックをしていない時は、勝手にサッシを開けて仲間の強風を誘い込むとくるから、何とも忌々しく憎らしい。
 当方も化物退散を念じて、隙間テープを貼ったり厚紙を隙間に入れたりと懸命に策を講じているのだが、未だに何とも為しがたく難儀している。
 あの阪神大震災の折、建物は屋台骨が確りしていたので倒壊は免れたが、各部屋の壁には多少の亀裂が走り、故にサッシも歪んだので後日に取替えはしたのだが、何としたことかただ一箇所見逃していた。これが大間違い!。
 以来、そこにこの妖怪が住み着いて悪さを続けている、というわけ。

 いつか、水木しげるのHPを覗いたことがある。
 ページを繰る程に、何と!79種もの妖怪が大家族を作っているのには驚いたものだ。
 ゲゲの鬼太郎やねずみ男を筆頭に、音で煩いお化けでは、畳み叩きとか小豆洗いや子泣き爺が居たように記憶している。
 それにしても79とは如何にも中途半端な数ではないか。
 この際きりよく80種にして、拙宅のヒイヒイと泣く妖怪を引き受けては貰えまいか?。
 そうして頂くと、今日のような日には大いに助かるのだがーー。     §瑠華§


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『勿体無い』 [2007年12月15日(土) ]
 内装工事のために押入れを空っぽにすることは昨日書きました。
 荷物をおっぽり出す時は未だしも増しなのですが、問題はそれらを元に戻すことに只今、頭を痛めています。
 何年も手付かずの物が出てきたりして、これらの物をさてどうしたものかとね。
 僕は物にも思い出にも割合に淡白なほうで、いちいち執着を覚えて惜しむようなことはしない方ですが、何せこの歳、何でも勿体無い世代でありまして、その意味で捨てるに忍びなく、が重なって独り思案投げ首しているのであります。
 周りに誰か居れば相談も可能で、置いておこうかなぁーと思う物でも、そんなもの捨ててしまいなよと言われれば即、実行できるかも知れませんが、一人では何とも致し難く。
 ということで、工事も終わって日も経つのに、未だに押入れの前に座っている爺々であります。
 あー!、今度は時間が勿体無い!?。      §瑠華§

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