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『勧誘』A [2008年02月10日(日) ]
 また、件のパンフレット類も盛んにポストに入るようになった。
 その殆どは無視することにしているが、時たま気が向いたときには封を開けることがある。
 先日、これは国内の会社だったが、例によって入院時には死亡時にはーーと、事細かに説明が並んでいる。
 書面には年齢に制限はありませんとあったので、掛け金の欄を見てみると70歳までしか書いていないではないか。
 欄外に70歳以上への説明もあるにはあったが、これって説明に偽り有り、である。
 それとも、僕のような古希を遠く過ぎた人間は最早、保険の対象になる価値は甚だ少なく、言うなればどっちでもいい散人か、後はそのまま死ぬのを待っておれっ!、て言う存在なのか?。
 同じ人知れず名前を探り大量のパンフを揃えるのなら、送る相手の年齢くらいよく確認してから送るようにしろっ!!、と、老爺は言いたい。      瑠華

Posted at 08:12 | この記事のURL
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『勧誘』@ [2008年02月09日(土) ]
 何処でどう調べてくるのか、近頃やたらと外資系保険会社からの電話勧誘が激しい。
 ついこの間も分厚い案内状が届いてそのままほって置いたら、夜中の電話で、先日に案内状を送らせて頂きましたがご検討いただきましたでしょうか、と。
 僕は凡そ関心の無いこのような電話の時には、適当にあしらうと相手はプロ、うまく丸め込まれる恐れもあるので、ご縁が無かったようで亦にしましょう、とやんわり断ることにしている。
 大概は、あっそうですかとか亦よろしくお願いします、で終わるのですが、件の女は、亦とはいつのことですか?と、何とも馬鹿々々しい愚問を発するではないか!。
 当方、呆れ果てて思わず、この場合の亦とは暗に否定していつか分からないと言うことだっ!と、返してやった。
 巷の大人を見回すと、近頃どうも真面に日本語を解せない日本人が増えてきて、いちいち補足しないと物事が通じなくなっているようだ。
 山上憶良が詠う「そらみつ倭の国はーーー言霊の幸はふ国と語り継ぎーー」が、遠く懐かしい。      瑠華

Posted at 09:11 | この記事のURL
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『閉店』 [2008年02月07日(木) ]
 ここポートアイランドは神戸一の繁華街・三宮からはライナーに乗ればほんの10分足らずで来れる島で、端から住宅街と港湾施設とを分離設計して出来た街ですから、住むにしてはなかなかに便利で快適な所ではあります。
 しかし例によって、市民の税金の重みを全く考えない厄人(役人)には付きものの卓上発想の故か、当初は商業地区への事業所の誘致には苦戦し、第一期埋立地はともかく第二期に至っては、ついこの間まで広々とした空き地が拡がっていました。
 それでもつい三年前ほど前からぼつぼつ建物が建ち始め、その中でMとIスーパーが同時に開店しました。どちらも、相当な面積の建物です。
 この島にこんな大型店が同時に二つも!?。
 これは早晩どちらかが競り負けて撤退するのではと思っていたら、案の定一年足らずでMの方が姿を消してしまって、今はIスーパーが辛うじて生き残り盛んに新聞の折込みなどでお客さんの呼び込みに頑張っていますが。

 昨日、その店の別棟にある植木専門店に万両の土を買いに行きました。
 人の気配がないので、時間が早かったかなぁーと訝りながら別棟のカードマンに聞くと、その店は先日閉鎖になり今は営業していないとのこと。
 あーっ!、やっぱり。
 こちらは、まぁー朝の散歩がてらだったからと気楽に帰ってきましたが。
 さても?、本館のお店は!。
 失礼ながら、こんなことでこれからも続いてやっていけるのかなぁーーと。
 実に、お商売の場所選びはなかなかに難しいものですなぁー。      瑠華

Posted at 07:38 | この記事のURL
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『じゃあ!』 [2008年02月05日(火) ]
 20世紀の哲学者ルードヴィヒ・ウィトゲンシュタインが友人に尋ねたそうな。
 「何故、人々はいつも、地球が太陽の周りを回っているのではなくて、太陽が地球の周りを回っていると仮定したほうが人間には自然だと言うのだろう」と。
 友人の曰く、「そりゃーどうしたって、太陽が地球の周りを回っているように見えるからだよ」と応じた。
 彼は反論して、「じゃあ!、地球のほうが回っているように見えたという場合には、どういう風に見えたんだろう?」と。

 この緑の宇宙船は、人間という強欲にして狡猾、奸智に長けて獰猛な生き物によって、恐ろしいばかりの速さで劣化していくようです。
 しかし、大宇宙の営みは大らかそのもので、学者による計算を除外すれば、日輪もまた四季の移り変わりと共に正確に顔を出してくれています。

 ここ神戸の今日の日の出は6時56分、日の入りは5時32分。
 今日も厳しく寒月が痩身を横たえて身の縮む思いですが、薄雲を引き裂いて昇る朝日影の輝きは眩しいばかりです。
 先日の気象庁の1月の天候の纏めによると、北日本は平年より0.5℃低く、逆に西日本は0.7℃、沖縄・奄美は1.5℃を上回り、気温は「南高北低」が顕著だったと。
 お隣の中国大陸では50年振りとかの寒さで、普段は雪に縁の無かった上海などでも大雪に見舞われ道路の凍結で大渋滞となり、また多くの空港の閉鎖も手伝って、春節を迎えての帰省客に大混乱が起きているとか。
 多くの異変に出会う度に、やれエルニーニョだとかラーニャとかと大騒ぎする割には、自分たちの日頃の所行を一向に反省、悔悟するでもない人類。

 じゃあ!問うが、「地球がこのまま保つと思っている人たちには、自分たちの子孫の永続と安寧がどう見えているのだう?」と。      瑠華

Posted at 08:26 | この記事のURL
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『百鬼』 [2008年02月03日(日) ]
 「福は内 鬼は外」と、今日は節分。
 鬼遣らいとかで煎り豆の飛礫打ちを食らって、鬼たちが這々の態で逃げ回る様は滑稽でもあり、哀れを催す祭事でもあります。
 古くは《今昔物語集》や《宇治拾遺物語》などに登場している鬼の定番といえば、身の丈は偉丈夫にして赤毛に角を生やし、虎革の褌を締めて金棒を持ち、夜な夜な人里に現れては恐怖を撒き散らし災厄を及ぼすーーと、昔からその相場は決まっているようで。
 そしてまた、地獄とやらでは赤鬼や青鬼が閻魔大王の傍に仕えて、この世からの悪しき亡者に酷い仕置きを加えるとか。
 あの世とやらだけでなく、今にでもこの世に出てきて、金の権力の地位の名誉の、序ながら税金泥棒の厄人(役人)や奸猟(官僚)などの亡者どもを、どんどんと針の山なり血の池地獄なりに放り込んで欲しいものですね。

 この鬼に纏わる語に、百鬼夜行があります。
 戦後の半世紀に亘る学校狂育による親馬鹿、子馬鹿の深化と拡散により、この日本国は夜行どころか日中からして百鬼が跋扈する人非人の国になってしまいました。
 だから、「鬼は外」なんて叫んで追っ払ったりしたら、多分この国から誰も居なくなってしまうのではーーとも。

 処でこの爺々が想像するに、日本における鬼とは、その風体からしてそれは多分、昔々のその昔、難破漂流して日本に辿り着いた紅毛碧眼した欧米人。
 それは、言うところの紅毛人ではないかーーと、勝手に思い巡らせているのですが!?。

 それにしても毎年この日に思うのですが、一握りの煎り豆で赤鬼青鬼は退治できても、己の心に住む鬼を追い払うのは、これって本当に難しいものですなぁー。      瑠華

Posted at 08:27 | この記事のURL
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『鼻薬』 [2008年02月02日(土) ]
 作日、この4月に出産予定の天津の娘に電話をすると、明日お医者さんに定期検査に行くのと言うので、また半日も待たされるのだろぅと言うと、この間の鼻薬が効いたので行ったらすぐにしてくれるよ、と。
 その「鼻薬」とは。
 去年の暮れにメールで、中年が履く靴下を送って欲しいと言うので何足か送ってやったことがあります。
 その時、絶対に日本製でないと駄目だよと念を押すので、自分の母親へ新年のプレゼントかと聞くと、掛かり付けの女医へのお薬だと言う。
 つまりは、袖の下ということ。
 何せ上も下も商取引に係わらず総ての面で、鼻薬を贈る方も贈られる方にも、てんで罪の意識なんぞは皆無でありまして、それだけに贈る力のある人は何かと得するし、無い人は可愛そうーーという、それこそ可愛そうな格差が5000年もの間、そして21世紀の今日もなおその伝統!?が連綿と続いているのであります。

 先日、中国産の餃子で中毒を起こす事件が全国的に発覚し、その余波は広がるばかりです。
 いつもながら、事前にそれとなく伝えられていた地域の厄人(役人)の怠慢、そして当のJTの無知もあったでしょうが、それにも増してすぐに取材を受けた生産元の中国の会社は、報道陣にはけんもほろろに全くの門前払いだったとか。
 ならばと中央政府に問い合わせると、ここでも現在調査中でコメントできないと例によって曖昧な応対。
 どいつもこいつも、なのですが。
 何かあるともいつもながらに、我が国は厳正に対処していて問題は無いと強弁を繰り出すこと頻り。
 確かに厳格な制度も整い、それ相応の検査もしているのでしょう。
 しかし、調査に入って妙な結果が出たとしても、その前に検査の役人に例の「鼻薬」を掴ませる、それを当然のように受け取り、上司はその上前を撥ねる。
 もうこれだけで、この会社もその製品にも問題は無かった、だから中毒の原因は他者からのものだろうーーと、おおっぴらに澄まし顔。
 はい!万事がこれで一件落着?。

 今ひとつは、今朝の新聞によると、現地新聞の一部が「中国の会社が毒入り食品を輸出するはずが無い、日本のメディアは中国製品を包囲攻撃している」とも。
 この世間を知らない自信過剰に、偏った愛国主義!?。
 言っておくが、彼の国には報道の自由は無い。
 メディアは一見、自由奔放のように見えるが、最終的には一党独裁政府の厳重な管理の下で常に監視されている。
 だから、先の報道なんかも差し止めようとする意思が政府にあれば、即実行できるはずだが政府はそれをしない。
 つまりは、中央政府が日本のメディアバッシングを容認しているということ。

 何にでも妙な面子に拘る中国政府だから、春には日中首脳会談があり、何よりも今年は世界を相手のオリンピックを控えているので、この場は何かと言葉を飾るだろうが。
 しかしその本音は、世界の常識から外れていようが指弾を受けようが、我が国は総ての事において常に清く正しく一点の間違もないのであって、汚れて間違って歪んでいるのはあなた方でありお前たちである、と。
 これが、彼の国の本姿。
 とにかくあちらさんは、「鼻薬」の効き目が頗るよく効く国ではあります。      瑠華

Posted at 08:09 | この記事のURL
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『市電』 [2008年02月01日(金) ]
      「如月や 子の年も早や ひとつ過ぐ」・・・瑠華

 いつも口癖のように言ってしまいますが、月日の過ぎるのが本当に早いですね。
 今年も、もう如月に入りました。
 歳が重なるとどうしても前が少なくなり後ろばかりが長くなって、つまりは未来形を語るに少なく、過去形ばかりが頭の中に渦巻く後ろ向きの人生になる、とう言うことでしょう。

 それは、東京では1903(明治36)年に営業開始されたと言いますから、当時の京都は先進都市だったのでしょうか。
 今日は1895(明治28)年、京都で日本では始めての市電が開業した日。
 その路面電車は、塩小路東洞院通から伏見町下油掛までの6.4kmを走り、京都市民を大いに沸かしたようです。
 何せ、大きな木の箱(骨組みだけが鉄製でした)が鉄の線の上を走り、しかもエレキテル(電気)の力で一度に大勢の人を運ぶというのですから、今日のリニアーモーターカーが走るのとは、その驚きは一様ではなかったでしょう。
 事故を防ぐためだったのでしょうか、「電車の先走り」という補助員を運転手の側に配置して停車の度に安全を確認したとあります。

 懐かしいというか、この爺々の子供の頃、庶民の一番の便利として神戸でも市電が走っていました。
 当時、拙宅はその市電の交差点がある表通りの一つ裏の通りだったので、信号で市電が一旦止まり走り出すときにモーターの唸る音が聞こえていました。
 そして、急ブレーキを掛けると空襲で痛んだ石畳を伝って地響きが伝わったのをよく覚えています。
 何せ終戦も直後のこと、親も子も食べるのに精一杯で遊び道具なんて皆無の時代ですから、目の前にあるものが即それだったのですね。
 何処の誰が騙ったのか、その市電に釘を引かせると強力な磁石になるという噂が流行り、市電が近付くのを待っていて何本かの釘をレールの上によく並べたものです。
 何のことは無い、釘はあくまでも只の釘で終わったのですが、そういう危険な遊びを当時の世間は大らかに許してくれていたのですね。
 それは、何とも悠長で穏やかで平和な時代ではなかったでしょうか。
 トルコでもスペインでも見ましたが、EU辺りではこの市電が盛んに走っているのをよく目にしました。
 ハイカラとお洒落が街の隅々に溶け込んでいるここ神戸でも、その復活を望む老爺であります。      瑠華

Posted at 07:28 | この記事のURL
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